# 付録
# 値の範囲
値の上限などの値の範囲を説明します。 システムの制限値については、『GridDB 機能リファレンス』を参照してください。
# 基本型の取りうる値
以下の基本型の取りうる値は、次の通りです。
型 | 取りうる値 |
---|---|
ブール(BOOL)型 | 真または偽 |
BYTE型 | -27から27-1 |
SHORT型 | -215から215-1 |
INTEGER型 | -231から231-1 |
LONG型 | -263から263-1 |
FLOAT型 | IEEE754準拠 |
DOUBLE型 | IEEE754準拠 |
時刻(TIMESTAMP)型 | 西暦1970年1月1日のはじめから西暦9999年12月31日の終わりまで(UTC相当)。精度はミリ秒。うるう秒は扱わない |
空間(GEOMETRY)型でTQL演算に使用できる値はST_GeomFromText関数が返す任意の値です。このうちコンテナに格納できる値はQUADRATICSURFACE構造を除いたものです。
APIを通じて基本型とマッピングされるオブジェクトの表現範囲は、上記の範囲と異なる場合があります。上記の範囲を超えた値を持つオブジェクトの内容をコンテナに格納することはできませんが、検索条件の構築など、その他操作の可否を規定するものではありません。たとえば、Java APIにて時刻型にマッピングされるjava.util.Dateオブジェクトでは、コンテナに格納できない西暦1970年より前の年の時刻も表現でき、その値をロウキーの条件としてRowKeyPredicateオブジェクトや時系列のサンプリングクエリに含めることができます。しかし、その条件でロウを取得しようとした時点でエラーが検出される可能性があります。マッピングされるオブジェクトの具体的な表現範囲は、個々のオブジェクトの型の定義を参照してください。
← TQL構文・演算機能 Ingesting →