# データ型

フィールドならびにクエリ演算で用いる値の制約を示す、型について定義します。

# 基本型

他の型の組み合わせで表現できない、基本的な型を定義します。

# ブール(BOOL)型

真または偽のいずれかの値を表します。

# 文字列(STRING)型

Unicodeコードポイントを文字とする、任意個数の文字の列より構成されます。ただし、NULL文字(U+0000)は扱いません。 上限サイズについては『GridDB 機能リファレンス』を参照してください。

# 整数型

それぞれ次の範囲の整数値を表します。

  • BYTE型: -27から27-1 (8ビット)
  • SHORT型: -215から215-1 (16ビット)
  • INTEGER型: -231から231-1 (32ビット)
  • LONG型: -263から263-1 (64ビット)

# 浮動小数点数型

IEEE754で定められた浮動小数点数を表します。精度に応じた次の型があります。

  • FLOAT型: 単精度型(32ビット)
  • DOUBLE型: 倍精度型(64ビット)

※演算精度は原則IEEE754準拠ですが、実行環境により異なる場合があります。

# 時刻(TIMESTAMP)型

年月日ならびに時分秒からなる時刻を表します。表現範囲については付録の値の範囲を参照してください。

# 空間(GEOMETRY)型

空間構造を表します。上限サイズについては『GridDB 機能リファレンス』を参照してください。 各構造の表す座標の数値として非数(NAN)や正負の無限大(INF、-INF)は扱いません。 また、SRID (Spatial Reference System Identifier)を整数型の値として格納できますが、SRIDの表す座標系による座標の範囲制限や、SRIDの変換による座標変換については対応していません。

# BLOB型

画像や音声などのバイナリデータを表します。上限サイズについては『GridDB 機能リファレンス』を参照してください。

# 複合型

基本型の組み合わせで構成される型を定義します。

# 配列型

値の列を表します。以下の型について配列型を提供します。長さとは、構成される配列要素の数であり、最小値は0となります。 長さの上限については『GridDB 機能リファレンス』を参照してください。配列の要素にNULLは設定できません。

  • ブール型
  • 文字列型
  • 整数型
  • 浮動小数点数型
  • 時刻型